サービス名 | Netflix(ネットフリックス) |
運営会社 | Netflix, Inc.(本社:アメリカ) |
コンテンツ数 | 非公開 |
料金 | 月額 800~1,800円(税抜) |
無料お試し期間 | なし |
ダウンロード機能 | あり |
対応デバイス | ストリーミングメディアプレーヤー、スマートテレビ、ゲーム機、セットトップボックス、ブルーレイプレーヤー、スマートフォン、タブレット、パソコン |
Netflixとは
Netflixは本社をアメリカに置く、元はオンラインDVDレンタルサービスを扱う会社でした。
しかし時代とともに動画配信サービス(VOD)も扱うようになり今日に至ります。
世界各地に支社があり、アメリカ以外では日本・韓国・インド・オランダ・ブラジルがその拠点となっています。
それではNetflixの動画配信サービス(VOD)を詳しく見ていきましょう。
Netflixの特徴
オリジナル作品
Netflixの一番の強みといえばやはりオリジナル作品です。
映画やドラマなどのタイトルは他の動画配信サービスでも同じものを見ることができますが、オリジナル作品だけはNetflixでしか見ることができません。
既存コンテンツのスピンオフ作品に始まり、完全オリジナルの映画やドラマが数多く配信されており、これは他にはない魅力です。
エミー賞を受賞したNetflixオリジナル作品もたくさんあり、ヒット作を数多く作り出した実績があります。
日本国内では嵐のドキュメンタリー番組が独占配信されるなど、その国で人気のあるコンテンツをおさえています。
動画配信サービスが増えてきて各社しのぎを削る中で、このようにNetflixでしか見ることができないコンテンツが多数あることは非常に強みです。
エミー賞は、アメリカ合衆国で放送される優れたテレビドラマ、番組、テレビ業界の功績に与えられる賞である。映画におけるアカデミー賞、演劇におけるトニー賞、音楽におけるグラミー賞に相当する、最も権威ある文化賞のひとつ。
企業の財力
オンラインDVDレンタル事業で成功していることもあり、お金が豊富にある企業です。
したがって、VOD事業へ投じるお金も莫大な量となっています。
強みである質のいいオリジナル作品を作り出すにはやはりお金がかかります。
そこへ惜しみなくお金を投入して妥協のない作品作りを続けてきました。
そのようにして他企業がマネできないレベルの作品作りと供給量で他を圧倒しています。
作品によっては1シーズンの予算が1億ドルを超えるものもあり、桁違いのレベルであることがわかります。
世界展開・規模
Netflixは現在190か国でサービスの利用が可能で、超グローバルな巨大企業であることがうかがえます。
全世界の有料会員数はなんと1億5000万人以上で、日本だけでも500万人以上います。
Netflixオリジナル作品の公開は全世界同時であり、国による差はありません。
作品によっては映画ですらも、世界同時公開であったりします。
世界展開に非常に力を入れているため、こういったところも世界中でウケる理由のひとつです。
また、Netflixのアカウントは全世界共通仕様のため、海外でも同じアカウントでいつもと同じように配信を楽しむことができます。
海外留学や出張などの強い味方となります。
対応デバイス
非常に多くのデバイスから視聴が可能です。
スマートフォンやiPhoneといったAndroid/iOS関連のデバイスはもちろんのこと、パソコン、テレビ、ストリーミングデバイス、ゲーム機と対応デバイスが幅広いです。
これだけ対応していれば、だれでもどれかひとつは必ず持っているでしょう。
ということは、全世界でどこでもだれでもNetflixにふれることができる環境がすぐそばにあるということです。
190か国と上記のようなデバイスが対応となれば、もはや世界中どこでも楽しめるといっても過言ではないほどグローバルを突きつめています。
同時視聴可能
Netflixではアカウントに5つのプロフィールを作成できます。
プロフィール別に様々な設定をして、それぞれ別の人が管理できます。
しかしここで特筆すべきはそこではありません。
実はNetflixはプランによって同時視聴できる端末数が決まっています。
どういうことかというと、別の場所で別の人が同時に同じアカウントでサービスを利用できるということです。
スタンダードプランは2台まで、プレミアムプランではなんと4台まで同時に視聴していいことになっています。
他の動画配信サービスでは同時視聴NGとしているところもある中、これは非常に強みです。
比較的利用料金が高めと揶揄されるNetflixですが、この同時視聴の仕様をちゃんと理解していれば、むしろお得とも言えます。
同時に視聴してよければそれは複数契約しているのと何ら変わりません。
例えばプレミアムプランを月額1,800円で契約していても、4人で使えるとなれば1人換算ではたったの450円です。
しかもだれと共有してもいいので、家族はもちろん友達や恋人でもOKです。
賢く使えば超お得です。
レコメンデーション機能
いわゆるオススメを表示する機能です。
Neflixは高性能のAIでユーザーの分析を行い、視聴履歴や視聴した時間帯、日時や端末など様々なデータを元に最適なオススメの作品を表示します。
これにはNetflixがDVDレンタル事業で培った技術やアルゴリズムが利用されており、他のサービスにはなかなかマネのできない高い質を誇っています。
ユーザーが視聴している作品の実に8割程度がこのレコメンデーション機能でオススメされた作品であることがデータから分かっています。
このように非常に高い精度でユーザーが好むであろう作品を、膨大な作品群から見つけ出してくれるのです。
YouTubeなどでオススメ動画を延々と見てしまった経験のある方でしたら、どういうことかすぐにお分かりいただけるかと思います。
Netflixのデメリット
安いプランは画質が悪い
一番安い月額800円のベーシックプランは、SD画質での視聴となります。
SD画質はDVDと同じ画質で、解像度は720×480となります。
この画質はテレビやPCの大きい画面で視聴すると画質の悪さが目立ちます。
スタンダードプランはHD画質で、プレミアムプランでは最大4K画質まで視聴できるので、高いプランは安心です。
HDは解像度1280×720で、液晶テレビのフルHDやブルーレイよりは少し小さいくらいです。
4KはフルHD4枚分の3840×2160で、現状最強の画質です。
無料お試し期間がない
これが結構致命的かもしれません。
いろいろ体験してから決めたい人にとってはなぜ?となってしまうでしょう。
オリジナルの作品が多いため独自コンテンツを守るためとも考えられますが、それだけ独自コンテンツに自信があることの表れでもあります。
例えばうわさで面白いらしいという作品があったら見たくなってしまいます。
しかし試しに見ることはできない…
でもよく考えたらそれが当たり前なのかもしれません。
劇場公開している最新映画などは予告以外は基本的に映画館に足を運ばなければ見ることはできません。
それと同じと考えれば納得もできます。
国内のドラマや映画は少なめ
やはりアメリカ発祥のサービスなので主戦場はアメリカ本国です。
そうなると作品もおのずとアメリカのものが多くなります。
国内コンテンツをメインに視聴を考えている方には最適な選択肢となりえない可能性があります。
幅広くいろいろなコンテンツを楽しみたい方にも少し物足りなさを感じる可能性もあります。
しかし先述のとおりNetflixの強みはオリジナル作品にあると言えますので、それが目的の人にはあまり関係ないかもしれません。
また、海外コンテンツが多いのは逆に強みとも取れるので、その点ではイーブンかもしれません。
Netflixはこんな人にオススメ
オリジナル作品に興味がある
何度もいいますが、Netflixの最大の強みはオリジナル作品です。
多額の資金を投入して制作された高品質の独自コンテンツ。
そういったものをとにかく追いかけて視聴したいというかたにはNetflix一択です。
他では見ることができませんから選択の余地はありません、一択です。
評価の高いレコメンデーション機能で次々にオススメされるオリジナル作品で新たな扉が開く楽しみもありますね。
海外ドラマに興味がある
本場アメリカのドラマはとにかくたくさんあります。
意外と韓流ドラマもたくさん取り扱っており、海外ドラマ全般を幅広く見たい人にはオススメです。
これは国内コンテンツの少なさの裏返しですね。
日本語吹き替えでみたい
他サービスでは字幕が基本となる海外作品も、Netflixでは日本語吹き替えで見ることができます。
当然全てというわけにはいきませんが、比較的対応している作品は多めです。
有名作品であれば日本語以外でも中国語やドイツ語など幅広く対応しています。
日本語吹き替えはお子様の視聴にも優しくていいですね。
さいごに
お試し期間がないので利用するには契約する必要がありますが、そのだけ自信があるサービスであることは十分にお分かりいただけたかと思います。
他サービスでは絶対に見られないNetflixオリジナル作品が最大の魅力です。
新たな世界をぜひ体験してください。
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